Aokistencerの日記

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孫氏の兵法

 律令制の時代、『孫子』は学問・教養の書として貴族たちに受け入れられたようです。大江匡房兵学も修めていたが、『孫子』もその一つであるらしく、源義家に教え授けています。積極的に実戦において試された例としては、源義家が前九年・後三年の役の折、孫子の「鳥の飛び立つところに伏兵がいる」という教えを活用して伏兵を察知し、敵を破った話(古今著聞集)が名高い。ただし古今著聞集が発行されたのは後三年の役の約170年後のことであるらしく、この兵法が『孫子』であるとの記載も存在しないらしいです。